ボトックスをエラに注入する美容整形術は、ボトックスが筋肉と神経に作用する特徴を活かして、エラ部分を小さく縮小させる小顔術です。エラが大きく張り出していることで顔全体が大きく見える人にはピッタリの術式で、施術は注射をするだけでなので負担もとても軽いのが特徴。ダイエットしても顔の張りは取れませんし、大きく見える原因が脂肪ではない場合は、脂肪吸引も効果はありません。エラ部分には咬筋という筋肉があるので、ここが発達している人は筋肉にアプローチする必要があります。ボトックスはとても有効な薬剤で、日本の厚生労働省も認可している安全性の高いもの。安心して注入することが出来ますが、効果があるのは筋肉に対してのみです。つまり、エラ部分が張り出している原因が筋肉ではない場合には、他の施術が必要となりますので、まずは担当医師の診断が必要。脂肪であれば同じ注射による治療でも脂肪溶解注射のほうが適している場合もありますし、骨が大きい場合は骨に手を入れる必要があります。また、ボトックス注射は1回の注入でも十分に効果を得られるものですが、実感するまでは多少の期間が必要なことも覚えておきましょう。注入して翌朝には顔がスッキリしていれば良いのですが、さすがにそこまでの即効性はありません。だいたい1ヶ月くらいで徐々にフェイスラインが変わって来たと感じられる人が大半。ダウンタイムはほとんどありませんから、わくわくしながら日常生活を送りましょう。そして、ボトックスには効果に一定の時間制限がありますので、状態を維持するためには定期的な注入が必要となることも覚えておきましょう。最初はどれくらい効果が現れるか様子を見るためにも、薬剤の量を制限しながら治療を行う場合もあります。3〜4ヶ月程度で理想の状態に整え、後は維持に以降するのが一般的な治療法でしょう。エラのどの位置に注入するか、どれくらいの量を注入するかは、担当医師の判断とテクニックになります。症例の多い実績ある担当医師に診てもらって、理想の小顔効果を得られるようにしたいですね。